‘その他の催し’ カテゴリーのアーカイブ

早稲田大学公開講演会「単一形態素名詞に基づいた苗字のアクセント」

標記の講演会は,3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の影響により,中止となりました。
日時: 2011年 3月 12日 (土) 14:00~16:00
場所: 早稲田大学早稲田キャンパス 22号館2階 201教室
講演者: Timothy J.Vance(国立国語研究所教授)
紹介者: 原田哲男(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
要旨: 東京方言のアクセント体系は高低アクセントで、声の高さが比較的高いピッチ から急に比較的低いピッチまで下がるのをアクセントの核と呼ぶ。内容語のア クセントは、語彙目録において指定されており、名詞の場合は、音節の数をn とすれば、アクセント型の可能性は n +1 である。有核だとすれば、その核は 音節のどれかに位置するが、もう1つの可能性は無核である。しかし、n 音節か らなる名詞の場合でも、可能な n +1 のアクセント型の割合が等しいわけでは ない。まず第一に、名詞の半分ぐらいは無核 (平板) である。そして第二に、 2モーラ以上の有核名詞の大多数は核の位置がデフォルト (後ろから3番目のモー ラを含む音節) になっている。(2モーラしかない単語は、語頭の音節がデフォ ルトの位置である。)東京方言のアクセント体系が、将来2型式に変遷すると予 言してもこじつけではないであろう。2型式の体系とは、核の有無だけが弁別的 で、核があれば、位置が決まっているという体系を指す。九州の南西部や琉球 諸島には、2型式の体系が今でも多い。苗字は名詞の一種であるが、東京方言で は、既に2型式のアクセント体系に従う。有核の苗字は、ほとんど例外なく核が デフォルトの位置にある。単一形態素名詞に基づいた苗字は、数が少ないが、 アクセントに特徴がありそうである。苗字のアクセントが普通名詞のアクセン トに一致するケースがある(例の記載省略)しかし、一致しないケースもかなり ある(例の記載省略)例から推定すると(1) 普通名詞が無核の場合は、苗字も無 核。(2) 普通名詞が有核の場合は、苗字も有核で、普通名詞の核の位置にかか わらず苗字はデフォルトの位置。残念なことに、この規則に当てはまらない苗 字もある(例の記載省略)平板型の普通名詞が起伏型の苗字に対応するケースが 特に多い。アンケート調査によって上記の(1) (2) に当てはまる傾向が統計的 にあるかどうかを調べたみた。本発表では、その調査の結果を報告する。
総合司会: 東京音声研究会代表 中川千恵子(早稲田大学非常勤講師)
共催: 東京音声研究会
参加費(資料代): 200円
使用言語: 日本語
参加対象者: 不問
事前申し込み: 不要
問い合せ先: 東京音声研究会事務局 大山健一(早稲田大学大学院)
Email: tokyo.onsei@gmail.com
URL: http://wiki.livedoor.jp/tokyo_onsei/

[公開シンポジウム] 日本語アクセント記述研究の現在

標記の公開シンポジウムは,3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の影響により,延期となりました。

日本女子大学文学部・文学研究科  学術交流企画
[公開シンポジウム] 日本語アクセント記述研究の現在
「N型アクセントの原理と成立」

日時: 2011 年 3 月 19 日 (土) 13:00~17:30
場所: 日本女子大学目白キャンパス  新泉山館 1F 大会議室
内容
  1. N型アクセントとは何か(13:00~13:40)
    上野善道(東京大学名誉教授 / 国立国語研究所客員教授)
  2. 九州2型アクセントの実態(13:40~14:20)
    木部暢子(国立国語研究所 時空間変異研究系 教授)
  3. 鹿児島県甑島方言のアクセント規則(14:20~15:00)
    窪薗晴夫(国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)

    休憩(15:00~15:10)

  4. 隠岐島3型アクセントの再解釈(15:10~15:50)
    松森晶子(日本女子大学教授 / 国立国語研究所客員教授)
  5. 福井市周辺部のN型アクセント(15:50~16:30)
    新田哲夫(金沢大学教授)

    休憩(16:30~16:40)

  6. ディスカッション(16:40~17:30)
    司会: ローレンス・ウェイン(オークランド大学)
    コメンテータ-: 久保智之(九州大学)
総合司会: 坂本清恵(日本女子大学教授)
共催: 日本女子大学文学部・文学研究科
人間文化研究機構 国立国語研究所
備考: このシンポジウムは、科学研究費補助金基盤研究(B) 「N型アクセントに関する総合的調査研究」の研究成果を発表するものです。
参加対象者: どなたでも参加できます。
事前申し込み: 不要
問い合せ先: 日本女子大学文学部 松森晶子
Email: matumori@fc.jwu.ac.jp
URL: http://www.jwu.ac.jp/grp/lecture_news/2010/20110319.html

国立国語研究所 第3回国際学術フォーラム

国立国語研究所 第3回国際学術フォーラム 「日本の方言の多様性を守るために」

日時: 平成22年12月18日(土) 13:00~17:00
場所: 霞ヶ関 灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3丁目3番2号 新霞が関ビル1F)
講演:
  • 1. 琉球方言から考える言語多様性と文化多様性の危機
    狩俣 繁久(琉球大学教授/国立国語研究所客員教授)
  • 2. 「与論の言葉で話そう」-バイリンガル島を目指して-
    菊 秀史(与論民俗村経営(私設民俗資料館))
  • 3. 消えてゆく小さな島のことば
    Thomas Pellard (日本学術振興会外国人特別研究員,京都大学)
  • 4. 辺境から発信する言語学-シベリアのコリャーク語は今
    呉人 惠(富山大学教授)
  • 5. 文化庁委託事業『危機的な状況にある言語・方言の実態に関する調査研究』中間報告
    木部 暢子(国立国語研究所教授)
  • パネルディスカッション
    コーディネイター 木部 暢子
URL: http://www.ninjal.ac.jp/event/forum/w-forum/
申込み: この催しは,事前申し込み制となっています。
詳しくは国語研のWebサイト(上記)を御参照ください。
上記サイトの申し込みフォーム,または下記連絡先まで御連絡いただきましたら,お席をご用意してお待ちしております。
問合せ先: 国立国語研究所 研究推進課 フォーラム担当係
TEL:042-540-4300(代)
FAX:042-540-4334
E-mail:forum@ninjal.ac.jp

International Symposium on Accent and Tone (ISAT 2010)

International Symposium on Accent and Tone (ISAT 2010)

日時: 2010年(平成22年)12月19日(日)・20日(月)
場所: 国立国語研究所(東京都立川市緑町10-2)
主催: 国立国語研究所
協賛: 日本音声学会
URL: http://www.ninjal.ac.jp/phonology/isat/home/
申込み: 参加無料。事前申込み不要。
問合せ先: phonology@ninjal.ac.jp

上智大学ORC 2010年度第1回研究会

上智大学オープン・リサーチ・センター ヒューマンコミュニケーショングループ
~2010年度 第1回研究会のご案内~

講演者: B. Yegnanarayana 先生
(Professor & Microsoft Chair, IIIT Hyderabad, India)
タイトル: Acoustic correlates of perceived loudness of speech produced indifferent contexts
日時: 2010年10月6日(水) 13:45~
会場: 上智大学 中央図書館8階会議室 L-821
その他: 参加費:無料、参加申込:不要、使用言語:英語
講演概要: Several measures of loudness of speech have been proposed in the literature, based on the physiological characteristics of speech production and acoustic characteristics of the speech signal. The acoustic correlates of loudness include features of the glottal wave (such as closed quotient, open quotient and closing quotient), and spectral features derived from speech (such as spectral tilt, measure of spectral energy in the high frequency region relative to that in the low frequency region, harmonic richness, and sharpness of the spectral peaks at formant frequencies). A new measure is proposed based on the impulse-like nature of the glottal excitation, which seems to help in describing the characteristics of loud and soft voices in relation to normal voice. It is interesting to note that this measure is not useful to describe the perceived loudness in other contexts, such as speech produced at different speaking rates, or when speech is produced in adverse environments causing Lombard effect. This talk illustrates the need for evolving different measures for perceived loudness for speech produced under different contexts.
主催: 上智大学 オープン・リサーチ・センター 「人間情報学研究センター」
URL : http://www.splab.ee.sophia.ac.jp/~orc/
共催: 日本音声学会
お問い合せ先: 上智大学 理工学部 情報理工学科 荒井隆行 (arai@sophia.ac.jp

日本音響学会主催「音の心理学的測定法講座」講習会

日本音響学会主催「音の心理学的測定法講座」講習会が,日本音声学会協賛にて,下記の要領で開催されます. 申込書等は,以下からダウンロードできます.
http://www.asj.gr.jp/lecture/2010/seminar20101124.pdf

なお,日本音声学会は協賛学会に該当します.また,音声学会学生会員も学生会員料金にて御参加頂けます.どうぞ皆様奮って御参加下さい.

日本音響学会第113回技術講習会
「音の心理学的測定法講座」講習会
社団法人 日本音響学会 事業委員長 坂本 慎一

近年,快適な音環境や音声入出力システムの実現を求めるニーズが高まっています。そのためには人間の感覚や感情を量的に把握することが必要です。感覚や感情を測定するために種々の心理学的測定法が開発されていますが,それぞれの方法には前提条件や適用限界があり,実験目的にかなった正しい使用が必要です。人間の感覚や感情を精度よく数量化し,物理的条件と対応づけ,その法則性を明らかにすることにより,よりよい音環境を創造するための対応策についての指針を得ることが期待できます。本講習会の第1日目午前,午後,および第2日目午前には,音の心理学的測定法について,日本音響学会(編)の音響テクノロジーシリーズ「音の評価のための心理学的測定法」をテキストとして用い,デモ実験や実習も含め,基礎から応用まで分かり易く解説します。

心理測定を含めた統計処理を行うためには,統計ソフトの使用が不可欠です。そこで,第2日目午後には,近年普及が進んでいる,フリーソフトの統計パッケージであるRの利用法について講義します。基本的な検定や回帰分析などを中心に,心理学的測定法をRで処理する方法についても解説します。

講義内容
(担当講師)
1日目 午前,午後,および 2日目 午前
音の心理学的測定
難波 精一郎,桑野 園子(大阪大名誉教授),宮岡 徹(静岡理工科大)

2日目 午後
フリーソフト R による統計処理入門
籠宮 隆之(産総研)
日時 平成22年11月24日(水)9:00~17:00
平成22年11月25日(木)9:00~17:00
場所 東京大学生産技術研究所中セミナー室(総合研究実験棟4階)
(東京都目黒区駒場4-6-1,
小田急線/東京メトロ千代田線東北沢駅から徒歩7分,
又は京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩10分
Tel.090-3221-8530 当日の学会携帯電話)

アクセスは以下の地図もご参照下さい。

駒場リサーチキャンパスへの地図:
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html

駒場リサーチキャンパス内配置図:
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html
参加費 正会員・賛助会員・協賛学会員 30,000円
学生会員 7,000円
一般学生 8,000円
会員外 40,000円
定員 60名
テキスト 「音の評価のための心理学的測定法」
難波精一郎,桑野園子 著 (社)日本音響学会編
(税込3,675円のテキスト代は参加費に含まれます。)他
PC 無線 LAN 機能の備わったノートパソコンご持参下さい。可能な限り事前にRをインストールしてください。フリーソフトRは http://cran.r-project.org/ からダウンロードできます。
原則としてWindowsを用いて講義しますが,Mac 機や Linux 機を持参しても構いません。その場合には事前に R をインストールしておいて下さい。
申込期限 平成22年11月17日(水)
申込方法 申込用紙 ( http://www.asj.gr.jp/lecture/2010/seminar20101124.pdf ) に 所定の事項を記入の上,日本音響学会までファクシミリ又は郵送でお申し込 み下さい。(申込書のページをそのままご送付下さい。)
参加費の納付 参加費は申し込みと同時に学会事務局宛郵便振替・銀行振込,又は現金書留 にてご送金下さい。ただし,学生会員及び一般学生は会場受付で納入されて もかまいません。なお,お支払いにあたり請求書を必要とされる場合は,申 込書の「請求書要」欄にチェックして下さい。
協 賛 (依頼予定)日本建築学会,日本騒音制御工学会,日本機械学会, 自動車技術会,日本音声学会,日本音声言語医学会, 日本音楽知覚認知学会,日本心理学会,AES日本支部
日本音響学会事務局 〒101-0021東京都千代田区外神田2-18-20ナカウラ第5ビル2階
Tel.03-5256-1020, Fax:03-5256-1022
郵便振替先 社団法人 日本音響学会 00120-9-136290
銀行振込先 口座名義はいずれも 社団法人 日本音響学会

三菱東京UFJ銀行 新宿中央支店 普通預金3935498
三菱東京UFJ銀行 神田駅前支店 普通預金1671112
三菱東京UFJ銀行 秋葉原支店 普通預金3909748
みずほ銀行 新宿西口支店 普通預金1164066
三井住友銀行 神田支店 普通預金2175551

「音声学からみた吃音と学齢期の支援」(福岡教育大学)

平成22年度 福岡教育大学附属特別支援教育センター
第5回 特別支援教育公開セミナー

「音声学からみた吃音と学齢期の支援」

協賛:日本音声学会、日本音韻論学会

吃音は発症率5%、有症率1%程度と、発達期における主要な言語障害の1つです。 このように、吃音のある幼児、児童、生徒、成人は多く存在するにもかかわらず、主な要因はいまだ明らかではなく、有効な指導法も確立されているとはいいがたい状況です。

 今回、英国ロンドン大学のPeter Howell教授をお招きして、吃音に関する講演会を開催することになりました。Howell教授は、心理言語学ならびに音響学・聴覚心理学の立場で学齢期の吃音研究と指導に取り組まれています。また今回、講演に引き続き、学齢期の吃音支援に関する協議会も予定しています。

吃音について、音声学を基盤とした専門的知識を得、学齢期の指導及び支援に生かしていく契機となることを期待し、ご関心のある皆様の多数のご参加をお待ちしています。

なお、本セミナーは、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))(平成20~22年度)「自立活動における指導内容体系表の作成に関する研究」(課題番号20330196)(研究代表者 猪狩 恵美子 本学教授)、同基盤研究(C)(課題番号20520352)(研究代表者 氏平 明 豊橋技術科学大学総合教育院教授)の研究の一環として開催いたします。

1.開催日時: 平成22年5月15日(土)13時30分~16時30分
(参加者受付 12:50~)
2.会  場: 福岡教育大学附属教育実践総合センター 1階 大Ⅰ教室
〒811-4192 福岡県宗像市赤間文教町1-1
大学構内の駐車場には限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください
3.講演内容: 「音声学からみた吃音と学齢期の支援」
講演者:ロンドン大学 心理・言語学部 教授 Peter Howell 氏
協 議 会: 話題提供「福岡教育大学における吃音の支援」(通訳あり)
本学特別支援教育講座 教授・特別支援教育センター長 見上 昌睦
4.参 加 費: 無 料
5.対 象: 幼稚園、保育所、小・中・高等学校、特別支援学校、大学等の教職員、学生、一般市民       
6.問合せ先:
(申込み先):
福岡教育大学附属特別支援教育センターまで、
メール(fkdkyo@fukuoka-edu.ac.jp)・
FAX(0940-35-1720)・TEL(0940-35-1559)
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~chiryou/index.htm

事前申込は不要ですが、本セミナー参加にあたり、情報保障や車椅子介助等を希望されるかたは事前にお知らせいただけましたら幸いです
(事前申込いただけると会場整理の都合上助かります)

「音声学からみた吃音と学齢期の支援」(大阪医療福祉専門学校)

「音声学からみた吃音と学齢期の支援」

Peter Howell教授日本講演実行委員会 主催
日本音韻論学会,日本音声学会,大阪河崎リハビリテーション大学,
大阪医療福祉専門学校,京都言語障害研究会 協賛

吃音は発症率5%、有症率1%程度と、発達期における主要な言語障害の1つです。 このように、吃音のある幼児、児童、生徒、成人は多く存在するにもかかわらず、主な要因はいまだ明らかではなく、有効な指導法も確立されているとはいいがたい状況です。

 今回、英国ロンドン大学のPeter Howell教授をお招きして、吃音に関する講演会を開催することになりました。 Howell教授は、心理言語学ならびに音響学・聴覚心理学の立場で学齢期の吃音研究と指導に取り組まれています。また英語の吃音と日本語の吃音の音声学的な共通点と相違点に着目して、その実態と指導点に関しての交換も、日本の研究者、ことばの教室の先生方も交えて行います。通訳付きです。

吃音について、音声学を基盤とした専門的知識を得、学齢期の指導及び支援に生かしていく契機となることを期待し、ご関心のある皆様の多数のご参加をお待ちしています。

 なお、本講演は、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(C))「発話の非流暢性の背景-言語の普遍性と個別性―」(課題番号20520352研究代表者 氏平 明 豊橋技術科学大学総合教育院教授)の研究の一環として開催いたします。

1.開催日時: 平成22年5月8日(土)13時~16時30分
(参加者受付 12:30~)
2.会  場: 大阪医療福祉専門学校 3F 大教室
〒532-0003 大阪市淀川区宮原1丁目2-14
公共の交通機関をご利用ください(新大阪駅北側に面しています)
3.講演内容: 「音声学からみた吃音と学齢期の支援」
講演者:ロンドン大学心理・言語学部 教授 Peter Howell 氏
意見交換: 「日本語と英語の吃音、成人と学童児の吃音」氏平 明(豊橋技術科学大学)
「ことばの教室での指導について」脇豊明(京都市立上賀茂小学校)
4.参 加 費: 無 料
5.対 象: 幼稚園、保育所、小・中・高等学校、特別支援学校、大学等の教職員、学生、一般市民       
6.問合せ先:
(申込み先):
豊橋技術科学大学総合教育院 氏平 明
メール(ujihira@las.tut.ac.jp)・FAX(0532-44-6956)
URL: http://las.tut.ac.jp/~ujihira/

事前申込は不要ですが、本講演参加にあたり、情報保障や車椅子介助等を希望されるかたは事前にお知らせいただけましたら幸いです
(事前申込いただけると会場整理の都合上助かります)

Second Call for Papers DiSS-LPSS Joint Workshop 2010

2010年9月25~26日に東京大学本郷キャンパスでDiSS-LPSS Joint Workshop 2010を開催します。DiSS-LPSS Joint Workshopは、自発音声に見られる非流暢性や言語様式の実態を言語学・言語心理学・社会言語学・計算言語学・音声工学・音声医学などさまざまな観点から明らかにしようという研究者が発表を行なう学際的な国際ワークショップです。

DiSS (Workshop on Disfluency in Spontaneous Speech)は、これまでBerkeley(1999), Edinburgh (2001), Goteborg (2003), Aix-en-Provence (2005)で、LPSS (International Symposium on Linguistic Patterns in Spontaneous Speech)は、Taiwan (2006)で開催されていますが、今回はこれらのワークショップを合同で開催することになりました。音声言語コミュニケーションに興味をお持ちの研究者の皆様はどうぞ奮ってご参加ください。

詳しくは以下のCall for paperないしワークショップホームページをご覧ください。
http://cogsci.l.chiba-u.ac.jp/diss-lpss2010/

組織委員会代表:伝康晴(千葉大学)、前川喜久雄(国立国語研究所)

Second Call for Papers
DiSS-LPSS Joint Workshop 2010

The 5th Workshop on Disfluency in Spontaneous Speech
and
The 2nd International Symposium on Linguistic Patterns
in Spontaneous Speech
Date: September 25-26, 2010
Place: Hongo Campus, The University of Tokyo, Tokyo
DiSS-LPSS Joint Workshop 2010, a satellite meeting of INTERSPEECH 2010, will be held in Tokyo, Japan, on September 25-26, 2010. We invite you to submit original papers in any related area, including but not limited to:

– Characteristics of disfluency in spontaneous speech
– Human production and perception of speech errors, repairs and hesitations
– Neurocognitive correlates of speech disfluency
– Comparison of normal disfluencies with those occurring in communication disorders
– Prosody in spontaneous speech
– Linguistic analyses on spontaneous speech
– Automatic speech recognition of spontaneous speech
– Understanding spontaneous speech in dialogue systems
– Corpora of spontaneous speech
– Automatic or manual annotation of spontaneous speech data
– Comparison of spontaneous speech and read speech

We would welcome submission of 4-page papers for oral and poster presentations by May 31, 2010, for review. In addition to 4-page regular papers, we would also welcome submission of 2-page short papers, which will be considered for poster presentations only. All accepted papers will be published in CD-ROM and printed proceedings.
Important
dates:
 Deadline for full-paper submission:May 31, 2010
 Acceptance notification to authors:July 15, 2010
 Deadline for camera-ready paper:August 15, 2010
 Workshop dates:September 25-26, 2010
Invited
speakers:
Shigeaki Amano (Faculty of Human Informatics, Aichi Shukutoku University)
Dale Barr (Department of Psychology, University of California)
Program
Committee:
Jens Allwood (University of Goteborg)
Martin Corley (University of Edinburgh)
Yasuharu Den (Chiba University)
Robert Eklund (Karolinska Institute)
Janice Fon (National Taiwan University)
Rob Hartsuiker (University of Ghent)
Robin Lickley (Queen Margaret University)
Kikuo Maekawa (National Institute for Japanese Language and Linguistics)
Ralph Rose (Waseda University)
Elizabeth Shriberg (SRI International)
Takenobu Tokunaga (Tokyo Institute of Technology)
Shu-Chuan Tseng (Academia Sinica)
Michiko Watanabe (University of Tokyo)
Asa Wengelin (Lund University)
Etsuko Yoshida (Mie University)
Organizing
chairs:
Kikuo Maekawa (National Institute for Japanese Language and Linguistics)
Yasuharu Den (Chiba University)
Local
organizers:
Michiko Watanabe (University of Tokyo)
Ralph Rose (Waseda University)
URL: http://cogsci.l.chiba-u.ac.jp/diss-lpss2010/
Contact
address:
diss-lpss2010-info@cogsci.l.chiba-u.ac.jp

日本語の『音声を教える』

日時 2009年11月3日(火,祝) 13:30-17:00 (途中,適宜休憩あり)
講師 磯村 一弘氏(国際交流基金日本語国際センター)
会場 関西学院大学 大阪梅田キャンパス(大阪市北区茶屋町)
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
主催 日本語教育学会テーマ研究会 日本語音声コミュニケーション教育研究会
共催 神戸大学メディア文化研究センター
協賛 日本音声学会
参加費 無料
お願い どなたでもご参加していただけますが,参加ご希望の方は, 10月31日までに「お名前・ご所属」を下記のメールアドレス宛てに ご連絡いただけますと助かります.よろしくお願いいたします.

メールアドレス:sadanobu@kobe-u.ac.jp (事務局:神戸大・定延 利之)

内容 日本語教育の中で,「コミュニケーション」がますます重要視されてきています.それにともなって,コミュニケーションに不可欠な「音声」を教えることの必要性が認識され,その方法が活発に議論されるようになりました.

この講演会では,日本語の音声の特徴を確認しながら,これを外国人日本語学習者にどのように教えたらよいか,音声を教えるための具体的な方法について,考えていきます.また日本語の発音を映したMRI動画資料など,音声教育のための資料についてもいくつか紹介します.

現在日本語を教えているが音声をどう教えていいかわからない方,これから日本語教師になりたい方,音声を専門に研究しているが現場の経験がない方など,初心者から専門家まで,幅広い参加者を対象とします.

講師紹介:
磯村 一弘(いそむら かずひろ)
国際交流基金日本語国際センター専任講師,政策研究大学院大学客員准教授.日本語を母語としない学習者に対する日本語音声教育を専門分野として,教員研修や教材開発に長年携わる.著書に『音声を教える』(国際交流基金日本語教授法シリーズ2),『エリンが挑戦!にほんごできます。』,『日本語教師必携 すぐにつかえる「レアリア・生教材」』など.
http://isomura.org/