‘その他の催し’ カテゴリーのアーカイブ

東京音声研究会講演会「音声教材(聴解教材)で何をどのように指導するか」

日本音声学会会員の皆様
東京音声研究会事務局より講演会のご案内を致します。研究発表も併せて行います。

東京音声研究会講演会「音声教材(聴解教材)で何をどのように指導するか」(使用言語:日本語)
<日時>10月6日土曜日13時~(受付12時30分~)
<場所>早稲田大学早稲田キャンパス22号館719教室
<講演者>宮城幸枝氏(東海大学国際教育センター教授)
<参加費>1人500円(資料代を含む)

紹介:『毎日の聞き取り』(凡人社)シリーズでおなじみの宮城幸枝先生をお迎えし,音声・聴解教材についてのご講演。

詳細は研究会ホームページをご覧下さい。
http://wiki.livedoor.jp/tokyo_onsei/

東京音声研究会事務局 大山健一(大東文化大学)
tokyo.onsei@gmail.com

日本音響学会第124回技術講習会「音の心理学的測定法講座」講習会

日本音声学会は平成24年11月15日(木),16日(金)に開催される日本音響学会第124回技術講習会「音の心理学的測定法講座」講習会を協賛します。
  • 申込方法:
    下記の URL より申込用紙をダウンロードし,所定の事項を記入の上,日本音響学会までファクシミリ又は郵送でお申し込み下さい。(申込書のページをそのままご送付下さい。)
    http://www.asj.gr.jp/lecture/2012/seminar20121115.pdf
  • 申込先:
    日本音響学会事務局 〒101-0021 東京都千代田区外神田 2-18-20
    ナカウラ第5ビル2階
    Tel. 03-5256-1020

日本音響学会第122回技術講習会「Praat による音声加工と知覚実験の実施法」講習会

日本音声学会は平成24年11月1日(木),2日(金)に開催される日本音響学会第122回技術講習会「Praat による音声加工と知覚実験の実施法」講習会を協賛します。
  • 申込方法:
    下記の URL より申込用紙をダウンロードし,所定の事項を記入の上,日本音響学会までファクシミリ又は郵送でお申し込み下さい。(申込書のページをそのままご送付下さい。)
    http://www.asj.gr.jp/lecture/2012/seminar20121101.pdf
  • 申込先:
    日本音響学会事務局 〒101-0021 東京都千代田区外神田 2-18-20
    ナカウラ第5ビル2階
    Tel. 03-5256-1020

第22回Japanese/Korean Linguistics Conference (お知らせおよび発表募集)

第22回 Japanese/Korean Linguistics Conference (J/K22) http://www.ninjal.ac.jp/jk2012/が、2012年10月12~14日に、国立国語研究所(東京都立川市)で開催されます。
 発表の応募締め切りは、2012年5月15日です。詳細については、jk2012@ninjal.ac.jp までお問い合わせください。
Date: October 12-14, 2012
Place: National Institute for Japanese Language and Linguistics (NINJAL)
Website: http://www.ninjal.ac.jp/jk2012/
Contact: jk2012@ninjal.ac.jp

早稲田大学公開講演会「単一形態素名詞に基づいた苗字のアクセント」

日時: 2012年2月4日(土)14:00~16:00
場所: 早稲田大学早稲田キャンパス 22号館2階 202教室
講演者: ティモシー・バンス氏(国立国語研究所教授)
紹介者: 原田哲男(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
紹介: 日本語音声学・音韻論の入門書として有名な『The Sounds of Japanese』(Cambridge University Press, 2008)の著者である Vance氏をお招きし、講演会を開催する。指導や学習に役立つ日本語の音の特徴について等、わかりやすくお話しいただく予定。
要旨: 東京方言のアクセント体系は高低アクセントで、声の高さが比較的高いピッチから急に比較的低いピッチまで下がるのをアクセ ントの核と呼ぶ。内容語のアクセントは、語彙目録において指定されており、名詞の場合は、音節の数を n とすれば、アクセント型の可 能性は n +1 である。有核だとすれば、その核は音節のどれかに位置するが、もう1つの可能性は無核である。しかし、n 音節からなる名 詞の場合でも、可能な n +1 のアクセント型の割合が等しいわけではない。まず第一に、名詞の半分ぐらいは無核 (平板) である。そして 第二に、2モーラ以上の有核名詞の大多数は核の位置がデフォルト (後ろから3番目のモーラを含む音節) になっている。(2モーラしかな い単語は、語頭の音節がデフォルトの位置である。)東京方言のアクセント体系が、将来2型式に変遷すると予言してもこじつけではないで あろう。2型式の体系とは、核の有無だけが弁別的で、核があれば、位置が決まっているという体系を指す。九州の南西部や琉球諸島には 、2型式の体系が今でも多い。苗字は名詞の一種であるが、東京方言では、既に2型式のアクセント体系に従う。有核の苗字は、ほとんど 例外なく核がデフォルトの位置にある。単一形態素名詞に基づいた苗字は、数が少ないが、アクセントに特徴がありそうである。苗字のア クセントが普通名詞のアクセントに一致するケースがある(例の記載省略)しかし、一致しないケースもかなりある(例の記載省略)例か ら推定すると(1) 普通名詞が無核の場合は、苗字も無核。(2) 普通名詞が有核の場合は、苗字も有核で、普通名詞の核の位置にかかわらず 苗字はデフォルトの位置。残念なことに、この規則に当てはまらない苗字もある(例の記載省略)平板型の普通名詞が起伏型の苗字に対応 するケースが特に多い。アンケート調査によって上記の (1) (2) に当てはまる傾向が統計的にあるかどうかを調べてみた。本発表では、 その調査の結果を報告する。
総合司会: 東京音声研究会代表 中川千恵子(早稲田大学)・木下直子(明海大学)
共催: 東京音声研究会
参加費(資料代): 1人500円
使用言語: 日本語
参加対象者: 不問
事前申し込み: 不要
問い合せ先: 東京音声研究会事務局 大山健一(大東文化大学)
Email: tokyo.onsei@gmail.com
URL: http://wiki.livedoor.jp/tokyo_onsei/

Healey教授講演会「CALMS モデルによる吃音のアセスメントと臨床」

 従来,吃音の臨床は,吃音の言語症状の軽減・改善に主眼がおかれてきました。しかし近年では,吃音の言語症状だけでなく,全般的な認知能力や言語能力,口腔運動能力,それから吃音に対する知識・認識面,行動面,心理・感情面,社交性,環境要因などといった様々な要因を包括的・総合的にアセスメント・臨床を行う「多面的モデル」が提唱されるようになりました。そこで今回は,「多面的モデル」を提唱している第一人者で,ネブラスカ大学リンカーン校教授のDr. E. Charles Healey氏をお招きし,多面的モデルの1つであるCALMSモデルによる吃音のアセスメントと臨床についてご講演いただきます。この講演会は,広島,福岡,大阪の3会場で開催いたします。大変貴重な機会ですので,どうぞお誘いあわせのうえお越しください。

会場案内

各会場では、E. Charles Healey 教授の講演に併せて 以下の講演が行われます。
◇広島会場 12月4日(日) 13:30~17:00(13:00開場)
広島大学教育学部 L205号教室
〒739-8524 東広島市鏡山1-1-1(広島大学総合博物館階上)
(広島大学東広島キャンパス内)

川合 紀宗(広島大学)
「吃音の包括的・総合的アセスメントの重要性」
◇福岡会場 12月7日(水) 18:00~20:00(17:40開場)
福岡教育大学附属教育実践総合センター2階大III教室
〒811-4192 福岡県宗像市赤間文教町1-1
(福岡教育大学キャンパス内)

見上 昌睦(福岡教育大学)
「言語症状、環境調整、本人の反応にアプローチした学齢期吃音児の指導」
◇大阪会場 12月10日(土) 13:00~16:30(12:30開場)
大阪医療福祉専門学校 3階大教室
〒532-0003 大阪市淀川区宮原1-2-14
(大阪医療福祉専門学校内)

氏平 明(豊橋技術科学大学)
「吃音者と非吃音者の非流暢性の音声学・言語学的側面」

お問い合わせ 広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター
〒739-8524 東広島市鏡山1-1-1
TEL & FAX: 082-424-7179
Email: csnerp@hiroshima-u.ac.jp (担当:川合・大鹿)
その他 入場は無料です。事前予約も不要です
日本語通訳あり
(当日は混雑が予想されますのでお早めにお越しくださいませ。全員分の座席 が確保できない場合もございます。何とぞご了承くださいませ)


なお、詳細につきましては以下のPDFファイルをご覧ください。
http://www.psj.gr.jp/jpn/documents/healey2011.pdf

上智大学ORC 2011年度第1回研究会

上智大学オープン・リサーチ・センター ヒューマンコミュニケーショングループ
~2011年度 第1回研究会のご案内~

講演者: Keith Johnson先生
(Professor, Department of Linguistics, UC Berkeley)
タイトル: Three Studies on Compensation for Coarticulation
日時: 2011年9月29日(木) 13 : 00 ~ 14 : 30
会場: 上智大学 2号館 508号室
その他: 参加費:無料、参加申込:不要、使用言語:英語
主催: 上智大学 オープン・リサーチ・センター 「人間情報学研究センター」
URL : http://www.splab.ee.sophia.ac.jp/~orc/
共催: 上智大学女性研究者支援プロジェクト、日本音声学会
お問い合せ先: 上智大学 理工学部 情報理工学科 荒井隆行 (arai@sophia.ac.jp

日本音響学会第119回技術講習会 「音の心理学的測定法講座」講習会

日本音声学会は日本音響学会の「音の心理的測定法講座」を協賛します。
http://www.asj.gr.jp/lecture/2011/seminar20111124.pdf

日時 平成23年11月24日(木)10:00~18:00
平成23年11月25日(金) 9:00~17:00
場所 東京大学生産技術研究所中セミナー室(総合研究実験棟4階)
(東京都目黒区駒場4-6-1,小田急線/東京メトロ千代田線東北沢駅から徒歩7分,
又は京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩10 分Tel.090-322-18530 当日の学会携帯電話)
アクセスは以下の地図もご参照下さい。
駒場リサーチキャンパスへの地図:
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html
駒場リサーチキャンパス内配置図:
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html
参加費 正会員・賛助会員・協賛学会員 30,000 円
(※日本音声学会会員の皆様は協賛学会員に該当します)
学生会員 7,000 円
一般学生 8,000 円
会員外 40,000 円
定 員 60 名
テキスト 「音の評価のための心理学的測定法」(難波精一郎,桑野園子 著 (社)日本音響学会編(税込3,675円のテキスト代は参加費に含まれます。)他
PC 2日目にはソフトウェアを用いた実習を行います. 無線LAN機能の備わったノートパソコンをご持参下さい.可能な限り事前にR をインストールしてください。フリーソフトRは http://cran.r-project.org/ からダウンロードできます.原則としてWindowsを用いて講義しますが,Mac機や Linux機を持参しても構いません.その場合には事前にRをインストールしておいて下さい.なお,1日目の講習ではPCは必要ありません.
申込期限 平成23 年11 月17 日(木)
申込方法: 下記の URL より申込用紙をダウンロードし,所定の事項を記入の上,日本音 響学会事務局までファクシミリ又は郵送でお申し込み下さい。(申込書のページをそ のままご送付下さい。)

http://www.asj.gr.jp/lecture/2011/seminar20111124.pdf
参加費の納付 参加費は申し込みと同時に学会事務局宛郵便振替・銀行振込,又は現金書留にてご送金下さい。
ただし,学生会員及び一般学生は会場受付で納入されてもかまいません。なお,お支払いにあたり請求書を必要とされる場合は,申込書の「請求書要」欄にチェックして下さい。
協 賛
(依頼予定)
日本建築学会,日本騒音制御工学会,日本機械学会,自動車技術会,日本音声学会, 日本音声言語医学会,日本音楽知覚認知学会,日本心理学会,AES 日本支部
日本音響学会事務局 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-18-20 ナカウラ第5ビル2階
Tel.03-5256-1020,Fax:03-5256-1022
郵便振替先 社団法人 日本音響学会 00120-9-136290
銀行振込先 口座名義はいずれも 社団法人 日本音響学会
三菱東京UFJ 銀行 新宿中央支店 普通預金3935498
三菱東京UFJ 銀行 神田駅前支店 普通預金1671112
三菱東京UFJ 銀行 秋葉原支店 普通預金3909748
みずほ銀行 新宿西口支店 普通預金1164066
三井住友銀行 神田支店 普通預金2175551

[公開シンポジウム] N型アクセントの原理と成立

公開シンポジウム「N型アクセントの原理と成立」は、神戸大学で開催されます。
東日本大震災の影響により延期されていた日本女子大学・国立国語研究所共催の公開シンポジウム「N型アクセントの原理と成立」は、このたび国立国語研究所主催の企画として、きたる5月21日(土)に、神戸大学で開催されることとなりました。
詳細は以下をご覧下さい。

[公開シンポジウム] N型アクセントの原理と成立

日時: 2011 年 5 月 21 日 (土) 13:00~17:30
場所: 神戸大学文学部C棟 361会議室
(神戸市灘区六甲台町1-1)
内容
  1. N型アクセントとは何か(13:00~13:40)
    上野善道(東京大学名誉教授 / 国立国語研究所客員教授)

    今回のシンポジウムの導入兼総論として,次の話題を取り上げる。

    1. 名称「N型アクセント」の読み方,定義,その設定に至った経緯。
    2. 文節性(付属語連続を取り込んだ文節がアクセント単位になる)を中心とする共時的特性。また,前部要素決定型複合語アクセント規則や活用における系列一貫性と,通時的な「類の統合」との関連。
    3. 適用範囲がかなり一致する「語声調」(早田輝洋)との異同。
    4. N型アクセントの成立過程。

  2. 九州2型アクセントの実態(13:40~14:20)
    木部暢子(国立国語研究所 時空間変異研究系 教授)

    九州の2型アクセントのうち鹿児島市タイプ、長崎市タイプの2型については、複合語、助詞・助動詞接続形、 動詞活用形をふくめて、アクセントの全体像がかなりあきらかになっているが、それ以外の2型については、 単語アクセント以外、あまり報告がない。本発表では、熊本県天草市本渡方言をとりあげ、動詞活用形、 助詞・助動詞接続形のアクセントについて報告する。

  3. 鹿児島県甑島方言のアクセント規則(14:20~15:00)
    窪薗晴夫(国立国語研究所 理論・構造研究系 教授)

    この発表では鹿児島県甑島方言のアクセント規則を、(i)複合名詞のアクセント規則(複合法則)、(ii)外来語アクセント規則、(iii)アルファベット頭文字語のアクセント規則、(iv)文レベルに見られるHigh tone消去規則、以上の4つのアクセント規則に焦点をあてて分析する。(i)-(iii)については東京方言、近畿方言、近隣の二型アクセント体系(鹿児島方言や長崎方言、喜界島方言)との異同を指摘し、(iv)については英語などの強勢言語に見られるリズム規則との異同を論じると同時に、単語・文節レベルと文レベルのプロソディー構造の関係(interaction)を考察する。また時間の余裕があれば、アクセントを超えた現象として下降調の疑問文イントネーション規則を紹介し、近隣方言との比較を行う。


    休憩(15:00~15:10)

  4. 隠岐島3型アクセントの再解釈(15:10~15:50)
    松森晶子(日本女子大学教授 / 国立国語研究所客員教授)

    隠岐島3型アクセント体系では、従来、「鳥、魚、車…」の型にアクセント移動(文節全体の長さに応じて核が右に移動していく規則)が想定されてきた。本発表ではこの「鳥、魚、車…」は無核型ではないかということ、一方、これまで無核型とされてきた「雨、鼠、兎…」などの型が、実は第1拍目に核を持つ「有核」型ではないか、という提案を行う。今回は、隠岐島の都万(つま)と五箇(ごか)の2つの集落の方言を取り上げて論じたい。

  5. 福井市周辺部のN型アクセント(15:50~16:30)
    新田哲夫(金沢大学教授)

    本発表は、福井市周辺部にN型(2型)アクセントがあるのかないのか、あればどんな姿か、を検証するものである。福井県越前町小樟(ここのぎ)のアクセントを取り上げ、部分的にN型的な性質をみせることを述べる。


    休憩(16:30~16:40)

  6. ディスカッション(16:40~17:30)
    司会: ローレンス・ウェイン(オークランド大学 / 国立国語研究所プロジェクト共同研究員)
問い合せ先: 国立国語研究所 木部暢子
Email: nkibe@ninjal.ac.jp


参考:
公開シンポジウム「日本語アクセント記述研究の現在」の開催延期について(2011/3/16)
[公開シンポジウム] 日本語アクセント記述研究の現在(2011/2/25)

公開シンポジウム「日本語アクセント記述研究の現在」の開催延期について

3月11日に発生いたしました東北地方太平洋沖地震の影響により,きたる3月19日(土)に開催の予定だった日本女子大学・国立国語研究所共催の公開シンポジウム
「日本語アクセント記述研究の現在:N型アクセントの原理と成立」
は,開催を 延期 させていただくこととなりました。
(なお、これに伴い、20日(日)に同じ会場で開催予定だった国立国語研究所 主催の研究発表会も、開催を延期させていただきます。)

ご参加予定の皆様には多大なご迷惑をおかけすることになり誠に恐縮ですが、 余震の可能性、それに伴う急な停電や交通機関の不通、等々、今後も不測の事態 が生じる可能性が無いとは言えない現状であることを考慮いたしました。 皆様、何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

なお、あらたな開催日時、開催場所等につきましては,決定し次第、おって お知らせいたします。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

世話人:松森晶子(日本女子大学) matumori@fc.jwu.ac.jp