第14回音声学入門講座 言葉の発音を知るために ―IPA(国際音声記号)入門

2014年1月2日
日時: 2014(平成26)年3月16日(日)13:00~15:30(休憩あり)
テーマ: 言葉の発音を知るために ―IPA(国際音声記号)入門
講師: 益子幸江先生(東京外国語大学)
会場: 日本女子大学目白キャンパス 百年館内
(会場の詳細は参加者におってメールでお伝えします)
〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
交通アクセス http://www.jwu.ac.jp/unv/access.html
主催: 日本音声学会音声学普及委員会
世話人: 松森晶子先生(日本女子大学)
参加費: 1,000円(資料代)
定員: 70名(事前申し込みをお願いします)
申込み方法: メールで下記のアドレスにメールでお申し込みください.
psj_f@yahoo.co.jp
件名(Subject)に「IPA入門参加申込み」とお書きください。
メール本文には以下の項目をお書きください。
  • 氏名(ふりがな)
  • 所属・職名または大学・学部・学年・専攻
  • 連絡先(自宅か勤務先かを明記,住所,電話番号,Fax,E-mailアドレス等)
  • 事前連絡用のE-mailアドレス(必ずお書き下さい)
  • 講習会に対するご希望があればお書き下さい
概要:  言葉の発音の話ってどうでもいい細かいことをくどくど言ってる、と思ってますか? ちょっと待ってください。ジャとヤ、ツとチュ、ナとラの区別をしていない言語があったらどう思いますか。日本語では間違えようがないくらいはっきり違う発音だから、それが区別できない言語なんてナンセンスですか。でもこれは、日本人が英語のLとRの区別が苦手なのと理由は近いのです。
 日本語で、キとチ、シとヒ、ギとジとリの区別がなくなったらどうなるでしょうか。日本語存亡の危機です。しかし残念ながらこれはすでに現在進行中のようで、小学校では一昔前から意識され始めていました。ちょっと発音が悪いとか滑舌が悪い、という程度の問題では済まされないかもしれないのです。  言葉の音は、言葉を支える重要な1側面です。だからこそ、言葉の教育や言葉に関係する職業の方は言葉の音の学問である音声学を基礎知識として知ってほしいのです。母語の教育にも、外国語の教育にも、発音の診断にも。そして、IPAはその道標になります。
 講座では、美しい発音のためでない、音声学の本当の応用について紹介しながら、音声学の意義をわかりやすく説明し、その技能の一端に触れていただきます。